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MOVIE OF THE YEAR 2016 <洋画編>

先日の邦画編に引き続き、2016年の最も印象に残った映画10本をご紹介したいと思います。
邦画同様、いやソレ以上に洋画も傑作揃いで、10本に絞りきれない!っていうのが本音ですが、行ってみましょう!


「オデッセイ」



「火星の人」をリドリー・スコット監督、マット・デイモン主演で映画化したのが本作です。火星の有人探査計画の途中で他のクルーとはぐれ、1人取り残されてしまった宇宙飛行士の運命を描く。
火星に1人だけ、しかも自分は死んだと思われているので救助が来ることはない、生存のための食料も酸素も限られている・・・というどこの誰と比較しても明らかに一番絶望的な状況にもかかわらず、全くめげることなくポジティブどころか、ユーモアを絶やさないというキャラクターがとにかくスゴイ!この1年はそのポジティブさにだいぶ元気づけられた気もします。
原作は未読なのですが長編をうまくまとめている印象でした。
落ち込んだり、後ろ向きになったりしている人にはぜひ見てほしい一作!


「ズートピア」

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ディズニー製作のアニメーション。肉食動物も草食動物も分け隔てなく暮らしている楽園ズートピア。ウサギとして初めて警察官になったジュディは、自分の力量を示すために詐欺師のニックとともに連続失踪事件の謎を追うのだが・・・。
ジュディやニックはもちろん脇役キャラまでしっかりと個性があるのがなんといっても魅力的。それでいてストーリーもしっかりしていて純粋なミステリーとして楽しめる要素もあります。その背景に描かれているのはズートピアではないはずの偏見や差別という点においてテーマもしっかりしています。あらゆる面で非の打ち所がない作品でした。
またしてもディズニーから傑作が誕生しました。

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「シング・ストリート 未来へのうた」

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「ONCE ダブリンの街角で」「はじまりのうた」のジョン・カーニー監督が、自身の実体験をベースに作り上げた青春ムービー。父親の失業で公立校への転校を余儀なくされた少年コナーだったが、ある日モデルを目指す女性ラフィーナと出会い、「自分のバンドのミュージック・ビデオに出てくれないか」と言ってしまう。そこで急きょバンドを結成することになり・・・。
「ONCE~」同様、不況下のダブリンという閉塞感のある土地で、音楽に希望を見出す姿は思わずエールを送りたくなります。劇中に出てくるミュージック・ビデオも必見。かつて少年少女だった全ての大人に捧げる青春賛歌!

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「デッドプール」

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マーベルヒーローの中でもひときわ異彩を放つ問題児"デッドプール"の活躍を描くSFXアクション。これまでのヒーロー像とは180度逆を行く路線に釘付け。とにかくもうよく喋る!劇中では飽き足らず映画を見ている人にすら話しかけるという型破りなスタイル!話す内容も映画のグチ、アメコミへのツッコミ、自虐ネタ、メタなツッコミと変幻自在。悪ふざけもココまで来たら一級品。続編なんて絶対にないからな!

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「ルーム」

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7年間ある部屋に監禁された女性と、その間に生まれ外の世界を知らない息子との、決死の脱出とその後を描く。単純に脱出するまでの物語ではなく、むしろその後の親子の姿に焦点が当てられていて、環境に順応していく息子と、失われた7年間を取り戻せずに周りの変化に戸惑いを隠せない母親が実に対照的に描かれている。息子がはじめて外の世界を見た瞬間のシーンはひたすら感動です。

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「ゴーストバスターズ」

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1984年の大ヒット作のリブート。冴えないヘンテコな4人の女性がニューヨークに再び現れたゴーストたちと対決する様を描く。公開前から否定的な意見も相次ぎましたが、蓋を開けてみればかつてのシリーズにオマージュを捧げつつも新たな魅力もたくさん持っている極上のSFコメディとなっていました。クリス・ヘムズワース扮するおバカなケヴィンとケイト・マッキノンが演じるマッド・サイエンティストなホルツマンに釘付け!

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「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」

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「ハリー・ポッター」シリーズのJ・K・ローリングがハリーたちが使っていた魔法教科書の執筆者ニュート・スキャマンダーを主人公に、人間と魔法使いが共存する世界で巻き起こる騒動を描く。
後半に行くにつれてダークな世界観になっていった「ハリー・ポッター」シリーズの雰囲気もありながら、主人公ニュートのオッチョコチョイなところが存分に生かされているコメディとなっている。逃げ出してしまう魔法動物たちのなかでもキラキラ光るものに目がないニフラーが可愛すぎる!そしてニュートに巻き込まれて一緒に魔法動物を探しに行くジェイコブが魅力的!原作者も3部作の予定がノリノリで5作書いているとの情報もあり、新たなシリーズとして期待大!


「サウルの息子」

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強制収容所で同胞をガス室へ送り込む作業に従事していたゾンダーコマンドの姿を描く。閉塞感を表すビスタサイズの画面、主人公サウルの麻痺させたような感覚を暗喩する被写界深度の浅さ、など計算しつくされた手法でホロコーストの恐怖を描き切っている力作。一見常軌を逸しているようにも見えるサウルの行動の真意がわかった時、涙をこらえることができませんでした。
本作の感想をしっかりと書きたくて映画ブログを再開させました。自分の中ではそういう意味でも記念碑的作品でもあります。

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「死霊館 エンフィールド事件」

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「ソウ」「インシディアス」のジェームズ・ワン監督が心霊研究家ウォーレン夫妻の活躍を描くシリーズ第二弾。実話ベースということもあってドキュメンタリー風かつ70年台の雰囲気を感じさせる映像が怖さに拍車をかけています。夫妻に懐疑的な人もいたりしてホラー映画としては丁寧な作りに感心してしまいます。邦題はアレですが前作ともども真剣に怖い作品の一つです。

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「ドント・ブリーズ」

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盲目の老人の家に盗みに入った3人の若者の運命を描く。限られた登場人物で大半が老人の家の中というシチュエーションで、しかも襲ってくる側の人間が目が見えないという一見、映画になりそうもないような状況ながら、その状況を巧みに利用した新感覚のスリラーとなっています。構図や細部へのこだわりも感じられて、2016年最後に飛び出したサプライズの良作です。


というわけで2016年を彩った10本を選んでみました。
やはり洋画も非常に豊作だったのが2016年の特徴でした。

音楽系の映画としては、伝説のヒップホップグループ"N.W.A."の姿を描いた「ストレイト・アウタ・コンプトン」、急逝した歌姫の姿を追ったドキュメンタリー「AMY エイミー」、ブラジルのスラムで楽器の演奏を教えることになった音楽家の姿を描いた「ストリート・オーケストラ」などが高評価でした。

ファンタジー・アニメ系としては、言葉を話すクマの冒険を描いた「パディントン」、ひょうなことから外に置き去りにされてしまった2匹の犬が飼われている家へ帰るまでの冒険を描いた「ペット」あたりがオススメです。

実話ベースの作品としては、ほとんどが口論や議論シーンで構成された異色の伝記ドラマ「スティーブ・ジョブス」、実際の事件をベースに誘拐された息子を捜す親の姿を描いた「最愛の子」、神父による児童虐待というタブーに立ち向かった新聞社の姿を描いた「スポットライト 世紀のスクープ」、世界で初めて性転換に挑んだ男性(女性?)とその彼を支えた女性の姿を描いた「リリーのすべて」、ハリウッドにおけるアカ狩りの顛末を描いた「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」、バードストライクによる緊急事態を回避するべくハドソン川に不時着をしたサリー機長の葛藤を描いた「ハドソン川の奇跡」など、エピソードそのものがインパクトの大きい作品も多かった印象です。

アカデミー賞を沸かせた作品としては、上記の「ルーム」や「スポットライト~」以外でも、サブプライム・ローンの破綻を見抜いていた異端の投資家たちの姿を描く「マネー・ショート 華麗なる大逆転」、ケイト・ブランシェットとルーニ・マーラの競演が見どころにもなっていた「キャロル」、クエンティン・タランティーノが西部劇時代のアウトローたちによる裏切りの応酬を映画板密室ドラマ「ヘイトフル・エイト」、シアーシャ・ローナンが故郷を離れニューヨークのブルックリンでひたむきに生きる姿を描いた「ブルックリン」、そして、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が息子を殺されたハンターが復讐のために大自然の脅威を生き延びるサバイバル「レヴェナント:蘇りし者」と素晴らしい作品がズラリ。

ホラー・スリラー作品も上記の「死霊館~」「ドント・ブリーズ」をはじめ、得体の知れない何かに追いかけられる恐怖を描いた「イット・フォローズ」、電気を消すと浮かび上がる謎の影に追われる恐怖を描いた「ライト/オフ」、かつての友人を名乗る得体の知れない男から届く謎のギフトに追い詰められる夫婦の姿を描いた「ザ・ギフト」など、アイデアを凝らした作品が目立ちました。

掘り出し物としては、富豪が若い肉体のクローンに記憶を移植したことで巻き込まれる陰謀を描いた「セルフレス 覚醒した記憶」、「きっとうまくいく」のラージクマール・ヒラニ監督とアーミル・カーン主演で贈る神様を探し求めてインド中をさまよう主人公の姿を描いた「PK」、フランス郊外の寂しい団地での人々のささやかながらも暖かい交流を描いた「アスファルト」などもありました。

異色作としては、孤独な女性リザが日本人歌手の幽霊によってひきおこされる不思議な事件を描いた「リザとキツネと恋する死者たち」、現代に蘇ったヒトラーがタレントとして人気を獲得していく「帰ってきたヒトラー」、スペインからドイツにやってきた女性が巻き込まれる事件を140分ワンカットで描ききった異色作「ヴィクトリア」、あるカルト教団の組織に監禁された恋人のために自らも信者として潜入する様を描いた「コロニア」、そして、擬人化されたスーパーの商品たちの冒険を描いた超弩級下品なアニメ映画「ソーセージ・パーティ」など、実に個性的でした。

そして、あの「スターウォーズ」のスピンオフ作品として、EP4の前日譚を描いた「ローグ・ワン スターウォーズ・ストーリー」にも触れねばなりませんね。
映画史に燦然と輝くスペース・オデッセイの影に埋もれてしまった人たちのストーリーとして仰々しくなるでもなくオリジナルをトレースしすぎるでもなく作られた本作も紛れもない傑作の1つです。


アカデミー賞の信頼度アップ?

ここ数年、作品賞候補の数が増えたこともあり、内外からの批判も少なくなかったアカデミー賞ですが、近年の候補作は作品としての価値はもちろん、純粋に楽しめる、考えさせられる良質な作品が多いように思いました。
上記の「ルーム」はじめ、作品賞受賞の「スポットライト~」、圧倒的な本命だった「レヴェナント~」、クエンティン・タランティーノの「ヘイトフル・エイト」など、どれも個性的で素晴らしい作品でした。
今年からアカデミー会員が大幅に増えるなんてニュースもありましたが、今年も良質な作品を紹介してくれることを期待しています。


アメコミ映画の趨勢

「デッドプール」という個人的には大のお気に入りの作品が登場した一方で、「バットマン vs スーパーマン」や「スーサイド・スクワッド」など、そのキャラクターや知名度とは裏腹に作品としてのデキは微妙だったものも多かった印象です。しかしながらこれらの作品はブロックバスター映画として興行成績がついてきていますので、今後も作られ続けていくことでしょう。
現在予告で流れている「ドクター・ストレンジ」は、早くもそのビジュアルが話題にもなっていますので、期待したいところですがどうでしょうか?


ホラー界はアイデアの宝庫?

盲目の老人が敵役という異色の「ドント・ブリーズ」に代表されるように2016年はアイデアの良さが際立ったホラー映画が多かったようにも思いました。
先述した「イット・フォローズ」「ライト/オフ」、そして「ザ・ギフト」など、単に音と光で脅かす作品ではなくなってきたのが嬉しい傾向でした。

洋画界は、"オデッセイ"に始まり"オデッセイ"に終わったのが2016年でした。
2017年も素晴らしい映画に出会えますように!
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すぷーとにく0107

Author:すぷーとにく0107
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中の人は、北海道は札幌市在住です。
映画館で年間200本は映画を観ます。
当ブログでは、映画のレビューをしつつ、勉強している心理学ネタでも書いていけたらいいなと思っています。

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