FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「湯を沸かすほどの熱い愛」感想。


(公式HPより引用)

[story]
幸野家が家族で営んでいる銭湯「幸の湯」。しかし父親の一浩(オダギリジョー)が出ていってしまい、以降、休業状態に。母の双葉(宮沢りえ)はそれでも健気にパン屋でパートをしながら家族を支えていた。そんなある日、双葉はガンで余命わずかと宣告されてしまう。その日から彼女は家族のためにやっておくべきことを決めて、実行に移していくのだが・・・。

新鋭の中野量太監督が自ら描き下ろした脚本を元に映画化。
共演は、杉咲花、松坂桃李。

人が死ぬのは悲しい。
これはあたりまえの感情なので、感動系の映画を作ろうとする側からすれば、こんなに楽な設定はありません。
そんなわけで、登場人物が、もしくは登場人物の近しい人が病気でなくなる、悲しい、感動、エンディング、という予定調和な余命モノが氾濫しているのが現状でしょう。

そんな中、本作も設定こそ主人公がガンで余命わずかということになっていますが、そこからの展開が真逆とも言っていいほど大きく違っています。
残された時間がわずかだと知った双葉は、家族のために何ができるかを考え、それを次々と実行に移していくのです。

失踪した一浩を見つけ出し、銭湯を再開させること。
気弱な娘・安澄(杉咲花)をひとり立ちさせること。
娘をある人物と会わせること。

彼女の潔くも力強いその姿勢に、一浩も娘の安澄も心を動かされる事になります。
さらにそこに、一浩が失踪以来入り浸っていた女性との間にできた娘・鮎子(伊東蒼)や、ヒッチハイクをしている青年・拓海(松坂桃李)も加わってきて、2人きりだった生活が賑やかになっていきます。
この擬似的とも言える家族の絆を示すシーンとして、双葉がずっと見たいと思っていた"ピラミッド"のエピソードがあります。
これはぜひご鑑賞の上確かめて欲しいシーンです。

他にも安澄をある人物と会わせるために車で遠出をしたり、双葉自身が生き別れとなってしまっている母親を探したり、と鬼気迫る迫力でやるべきことをこなし続ける姿は圧巻です。
正直、エピソードを盛り込みすぎという印象もあるんですが、それほどまでに限られた時間を濃厚に過ごしたという証明にもなっています。

ラストは予想できると言えばできそうな展開でもありますが、血よりも濃い、いや湯よりも熱い家族の絆を感じられる作品になっています。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

すぷーとにく0107

Author:すぷーとにく0107
FC2ブログへようこそ!
中の人は、北海道は札幌市在住です。
映画館で年間200本は映画を観ます。
当ブログでは、映画のレビューをしつつ、勉強している心理学ネタでも書いていけたらいいなと思っています。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。