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どこよりもギリギリ!アカデミー賞全部門予想!



さて、いよいよ明日(と思っていたら書いているうちにもう今日ですね・・・)に迫った映画の祭典、アメリカアカデミー賞ですが、今から全部門予想してみたいと思います!


作品賞

メッセージ
Fences
ハクソー・リッジ
最後の追跡
Hidden Figures
◎ラ・ラ・ランド
LION/ライオン 25年目のただいま
▲マンチェスター・バイ・ザ・シー
○ムーンライト

今回の最多ノミネート、前哨戦の成績からも「ラ・ラ・ランド」の優位は動かないでしょう。古き良きアメリカを舞台としているのも高評価につながりそう。難点をあげるとすればミュージカル作品の受賞となると2003年に受賞した「シカゴ」以来になるというぐらいか。
対抗は「ムーンライト」。ホワイトオスカーと揶揄され、さらにはトランプ政権によって改めて人種の多様性の問題が問われている今なら逆転の目も。

監督賞

◎デイミアン・チャゼル(ラ・ラ・ランド)
メル・ギブソン(ハクソー・リッジ)
○バリー・ジェンキンス(ムーンライト)
ケネス・ロナーガン(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
ドゥニ・ヴィルヌーヴ(メッセージ)

ここも「ラ・ラ・ランド」のディミアン・チャゼルが優位か。
キャリアの浅い監督は受賞しづらい傾向はあるものの、今年は他の候補者もそれほどベテラン揃いというわけでもないので、それならば「セッション」でも高評価を受けているディミアンに死角なしか。
逆にここでバリー・ジェンキンスが受賞するようなら作品賞も一気に「ムーンライト」に傾きそう。

主演男優賞

◎ケイシー・アフレック(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
アンドリュー・ガーフィールド(ハクソー・リッジ)
ライアン・ゴズリング(ラ・ラ・ランド)
▲ヴィゴ・モーテンセン(はじまりへの旅)
○デンゼル・ワシントン(Fences)

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」で前哨戦でも好成績を収めたケイシー・アフレックにチャンスありか。ただもはや演技派としてゆるぎのないデンゼル・ワシントンが脅威。受賞となれば3度目だがそれでも納得するぐらいの活躍、評判、人気ですからね。

主演女優賞

○イザベル・ユペール(Elle)
ルース・ネッガ(ラビング 愛という名前のふたり)
ナタリー・ポートマン(ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命)
◎エマ・ストーン(ラ・ラ・ランド)
メリル・ストリープ(マダム・フローレンス! 夢見るふたり)

ここは「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーンで。「ラ・ラ・ランド」が順当に受賞するならばここも難なく受賞するはず。「バードマン」ですでにノミネートも経験済み。対抗はイザベル・ユペール。自分をレイプした犯人を自分のやり方で裁くという衝撃の役どころということでインパクトはありそう。

助演男優賞

◎マハーシャラ・アリ(ムーンライト)
ジェフ・ブリッジス(最後の追跡)
ルーカス・ヘッジズ(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
○デヴ・パテル(LION/ライオン 25年目のただいま)
マイケル・シャノン(Nocturnal Animals)

ここは「ムーンライト」の票がもっとも集中しやすいでしょう。主人公を支える重要な役どころということでマハーシャラ・アリか。
一応、対抗はデヴ・パテル。映画自体は面白そうだけど前評判では「ムーンライト」に及ばないか。

助演女優賞

◎ヴィオラ・デイヴィス(Fences)
ナオミ・ハリス(ムーンライト)
ニコール・キッドマン(LION/ライオン 25年目のただいま)
オクタヴィア・スペンサー(Hidden Figures)
○ミシェル・ウィリアムス(マンチェスター・バイ・ザ・シー)

ここもホワイトオスカーの余波もあるだろうし、ヴィオラ・デイヴィスで鉄板か。舞台で同じ役を演じていたこともあり主演のデンゼル・ワシントン以上に評価されている可能性も。対抗はミシェル・ウィリアムス。ノミネート実績は文句なしなだけに。

オリジナル脚本賞

20センチュリー・ウーマン
最後の追跡
○ラ・ラ・ランド
▲ロブスター
◎マンチェスター・バイ・ザ・シー

作品賞は大本命でもミュージカル作品で脚本そのものが評価されるのは難しいと思うので、ならば「マンチェスター・バイ・ザ・シー」の方を評価。対抗は「ラ・ラ・ランド」として大穴は「ロブスター」。作品のインパクトが相当なだけにサプライズもあり得るかも。

脚色賞

○メッセージ
Fences
▲Hidden Figures
LION/ライオン 25年目のただいま
◎ムーンライト

ここは作品の力を考えると「ムーンライト」が順当か。対抗は「メッセージ」だがSF作品は技術系の賞以外では評価されづらいので厳しいか。「Hidden Figures」もまたホワイトオスカーの煽りの中出てきた作品でこちらの可能性も。

撮影賞

▲メッセージ
◎ラ・ラ・ランド
LION/ライオン 25年目のただいま
ムーンライト
○沈黙 -サイレンス-

「ラ・ラ・ランド」が総ナメする勢いならばこのあたりも当確のはず。
対抗は「沈黙 -サイレンス-」。作品自体は他の部門では軽視されているものの江戸時代の日本の独特の空気感を再現した映像は評価されている模様。撮影のロドリゴ・プリエトが今回唯一のノミネート経験者のも追い風に。他はSFモノの受賞作が多いということで「メッセージ」。

編集賞

メッセージ
○ハクソー・リッジ
最後の追跡
◎ラ・ラ・ランド
▲ムーンライト

ここも作品の勢いで「ラ・ラ・ランド」か。トム・クロスじゃ「セッション」でも受賞済み。ただ最近は作品賞と一致しないことも多く編集それ自体が評価されるとすれば「ハクソー・リッジ」に逆転の目も。以下、作品の力を考慮して「ムーンライト」まで。

美術賞

○メッセージ
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
ヘイル、シーザー!
◎ラ・ラ・ランド
▲パッセンジャー

ここも作品の勢いで「ラ・ラ・ランド」が順当か。「シカゴ」も美術部門でもしっかり評価されていたし、ここを落とすようでは作品賞に暗雲が立ち込めるかも。対抗はSFの2作「メッセージ」と「パッセンジャー」。

衣装デザイン賞

▲マリアンヌ
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
マダム・フローレンス! 夢見るふたり
◎ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命
○ラ・ラ・ランド

ここは「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」にしてみたい。60年代の、それもファーストレディのファッションを再現させたことは評価されてもおかしくない。対抗は「ラ・ラ・ランド」ですが、大穴では「マリアンヌ」。こちらも第2次大戦時期のファッションということで逆転も目もあるか。

メイキャップ&ヘアスタイリング賞

幸せなひとりぼっち
スター・トレック BEYOND
◎スーサイド・スクワッド

メイキャップ&ヘアスタイリング賞と名前を変えてから、特殊メイクモノよりも人物の個性を引き立たせるものが評価されている印象。
それならば見たものみんなが恋に落ちるハーレイクインを生み出した「スーサイド・スクワッド」か。ナイストゥミッチャ!

視覚効果賞

バーニング・オーシャン
◎ドクター・ストレンジ
○ジャングル・ブック
Kubo and the Two Strings
ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー

下馬評的には「ジャングル・ブック」だけど自然すぎて逆にインパクトに欠ける気もしたので、時間空間を歪めた独特の世界観を作り出した「ドクター・ストレンジ」の方を本命にしてみる。

録音賞

13時間 ベンガジの秘密の兵士
メッセージ
○ハクソー・リッジ
◎ラ・ラ・ランド
ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー

音響系の賞は2つありますが、ライブ感や生音が重視されやすいのがこちら。音楽系映画が強いということもあって「ラ・ラ・ランド」を本命に。対抗は音楽系の次に強い戦争モノから「ハクソー・リッジ」。

音響編集賞

▲メッセージ
バーニング・オーシャン
◎ハクソー・リッジ
○ラ・ラ・ランド
ハドソン川の奇跡

こちらの賞は編集の段階でどのような音をミックスしていくかに対しての賞。録音賞とは対象的に戦争モノが強いということで「ハクソー・リッジ」か。対抗は「ラ・ラ・ランド」も「メッセージ」がこのノミネート数ながら受賞できそうなのはここぐらいな気もするので。

作曲賞

○ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命
◎ラ・ラ・ランド
LION/ライオン 25年目のただいま
ムーンライト
パッセンジャー

ミュージカル作品となればここは絶対に落とせない。ということで「ラ・ラ・ランド」が素直に受賞するでしょう。気になる点と言えば「シカゴ」が作曲賞も主題歌賞も逃していることぐらいか。対抗は「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」。

主題歌賞

「Audition (The Fools Who Dream)」(ラ・ラ・ランド)
「Can't Stop the Feeling!」(Trolls)
◎「City of Stars」(ラ・ラ・ランド)
「The Empty Chair」(Jim: The James Foley Story)
○「How Far I'll Go」(モアナと伝説の海)

ここは2曲が候補にあがっている「ラ・ラ・ランド」のメインテーマとも言える「City of Stars」で確定か。票割れが起こった場合に浮上してくるとしたらこの部門で強さを見せるディズニーの「モアナと伝説の海」の可能性も。

長編アニメーション映画賞

○Kubo and the Two Strings
モアナと伝説の海
My Life as a Zucchini
レッドタートル ある島の物語
◎ズートピア

ここは「ズートピア」が鉄板か。押しも押されもせぬディズニー映画の本命で興行成績、評判とも文句なし。ただこれまでのディズニー作品は脚本賞などの他部門でもノミネートされていることが多々あっただけにこの部門のみというのは気がかり。視覚効果賞でもノミネートされている「Kubo and the Two Strings」の逆転もありえるか。

短編アニメーション映画賞

盲目のヴァイシャ
Borrowed Time
Pear Cider and Cigarettes
○Pearl
◎ひな鳥の冒険

ここは良くわからないので前哨戦、評判から「ひな鳥の冒険」を本命に。対抗はVR向けのフォーマットで作成するなどの技術的な面を考慮して「Pearl」。

外国語映画賞

ヒトラーの忘れもの(デンマーク)
幸せなひとりぼっち(スウェーデン)
◎セールスマン(イラン)
タンナ(オーストラリア)
○ありがとう、トニ・エルドマン(ドイツ)

こちらは「ヒトラーの忘れもの」と「幸せなひとりぼっち」が鑑賞済みでどちらも傑作なのですが、本命は「セールスマン」で。トランプ政権によって監督のアスガー・ファルハディが入国できないという事態になっていることもあり、リベラルなオスカーとしてはトランプ政権にNOを突きつける絶好の機会、と政治的なことは抜きにしても、アスガー・ファルハディ監督作品のクオリティーは素直に信頼できそう。そういう政治的な背景を抜きにすれば、「ありがとう、トニ・エルドマン」か。他の候補作も大きな差はなく大混戦。

ドキュメンタリー映画賞(長編)

○13th -憲法修正第13条-
海は燃えている イタリア最南端の小さな島
I Am Not Your Negro
ぼくと魔法の言葉たち
◎O.J.: Made in America

ここもホワイトオスカーの反動か、人種問題絡みの作品が3つ。中でもO・J・シンプソンのドキュメンタリー「O.J.: Made in America」を本命に。7時間超という時間がどうかだがそれでも高評価されている作品。対抗もやはり人種問題を扱っている「13th -憲法修正第13条-」。

ドキュメンタリー映画賞(短編)

4.1 Miles
Extremis
○Joe's Violin
Watani: My Homeland
◎The White Helmets

シリア問題が2つ、終末期医療、難民問題、1つのバイオリンを巡る物語と社会派の作品が多いです。
シリア問題でも特にインパクトの強そうな「The White Helmets」を本命。対抗は候補作で視点が独特な印象のある「Joe's Violin」。

短編映画賞(実写)

Ennemis Intérieurs
彼女とTGV
○Silent Nights
合唱
◎タイムコード

この部門は政治色や問題作品よりも個性的な作品が受賞する傾向が強い印象です。候補の5作中3作で男女の出会いが描かれています。
本命は「タイムコード」で対抗は「Silent Nights」。
「タイムコード」は言葉を介さないやり取り、「Silent Nights」では移民との出会いという言語や国境を超えた作品ということで評価されそう。


というわけで、例年より駆け足予想となりましたが、結果は明日の発表を待ちましょう!
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プロフィール

すぷーとにく0107

Author:すぷーとにく0107
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中の人は、北海道は札幌市在住です。
映画館で年間200本は映画を観ます。
当ブログでは、映画のレビューをしつつ、勉強している心理学ネタでも書いていけたらいいなと思っています。

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