「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」から考えるレジリエンスの力



「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」では、決して特別な力を持つわけではない主人公たちが、圧倒的な勢力の帝国軍に立ち向かっていきましたが、なぜあのような状況下においてもあきらめることなく作戦を遂行できたのでしょうか?

人の性格として様々な能力と関連付けて考えられるものがありますが、その中の1つに、レジリエンスというものがあります。
レジリエンスとは、外力による歪みを跳ね返す力という意味ですが、心理学用語では、「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」などと訳されています。
このレジリエンスは個人差があると言われており、逆境に強い人、困難にくじけない人がレジリエンスが高いと言われています。

またレジリエンスは個人的要因の他にもソーシャルサポートなどの環境的要因も含まれるため、包括的に測定するのは難しいのですが、個人内のそれも心理学的要因に対象を絞った質問紙として、精神的回復力尺度(Adolescent Resilience Scale; ARS)というものがあります(小塩・中谷・金子・長峰, 2002)。
以下の21項目に対して、5件法(1:全くあてはまらない~5:とても当てはまる)で回答してみてください。

1 . 色々なことにチャレンジするのが好きだ
2 . 自分の感情をコントロールできる方だ
3 . 自分の未来にはきっといいことがあると思う
4 . 新しいことや珍しいことが好きだ
5 . 動揺しても,自分を落ち着かせることができる
6 . 将来の見通しは明るいと思う
7 . ものごとに対する興味や関心が強い方だ
8 . いつも冷静でいられるようこころがけている
9 . 自分の将来に希望をもっている
10. 私は色々なことを知りたいと思う
11. ねばり強い人間だと思う
12. 自分には将来の目標がある
13. 困難があっても,それは人生にとって価値のあるものだと思う
14. 気分転換がうまくできない方だ *
15. 自分の目標のために努力している
16. 慣れないことをするのは好きではない*
17. つらい出来事があると耐えられない *
18. 新しいことをやり始めるのはめんどうだ*
19. その日の気分によって行動が左右されやすい*
20. あきっぽい方だと思う*
21. 怒りを感じるとおさえられなくなる*


集計の前に、項目の最後に*印がついているものは逆転項目なので、評価を逆転(1ならば5、2ならば4・・・5ならば1)させてください。

集計は、1, 4, 7, 10, 13, 16, 18の平均を「新奇性追求」、2, 5, 8, 11, 14, 17, 19, 20, 21を「感情調整」、残りの3, 6, 9, 12, 15の平均を「肯定的な未来志向」とします。そしてその全体平均(合計値でも可)が、精神的回復力となりひいてはレジリエンスの高さを示す指標となります。

どれぐらいだと高い、低いと言えるかの指標は統一されていないようですが、過去の研究では、3尺度とも、3.5前後が平均となっているものが多いので、4以上だと明らかに高いと言えるかもしれません。

ぜひご自分でやってみてください。

もし高い人がいたら、あなたはレジスタンスに向いているかもしれませんよ。フォースとともにあらんことを!

[引用]
小塩真司・中谷素之・金子一史・長峰伸治 (2002). ネガティブな出来事からの立ち直りを導く心理的特性-精神的回復力尺度の作成- カウンセリング研究, 35, 57-65.
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当ブログでは、映画のレビューをしつつ、勉強している心理学ネタでも書いていけたらいいなと思っています。

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