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「君と100回目の恋」から考える同性に嫌われる心理



今回の記事は本筋とは全く関係ないですが、主演のmiwaが同性に人気がないということで、その原因について考察してみたいと思います。

豊田(1999)は、大学生を対象に、人に嫌われる性格や特徴について調査を行いました。その中でも特に、同性に嫌われる特徴についてピックアップしてみると、男性から嫌われる男性の特徴は、信頼できない、自慢をする、高飛車、自分勝手、暴力的というのが上位に来ていたのに対し、女性から嫌われる女性の特徴では、異性の前で態度が違う、性格に裏表がある、自分勝手、信頼できない、ぶりっこというのが上位に来ていました。
どちらの性別でも共通しているのを除くと、男性の方は自慢をする、高飛車、暴力的といった人と接する時の態度が問題で、女性の方は、異性の前で態度が違う、性格に裏表がある、ぶりっこといった接する人によって態度を変えるのを問題視する傾向があるようです。

miwaがこれに該当する、というのがアンチな人々の大方の意見みたいですね。
確かに本作やその宣伝がらみでのテレビ出演、とくに今回は劇中バンドでもあったのでそのまま音楽番組に出演した時のやり取りなんかが取り上げられて、異性の(イケメンの)前で媚を売っているというように捉えられたのかもしれませんね。

ただこれは1つの面だけを見ているにすぎません。
もしかしたら誰に対しても同じように接しているのかもしれません。イケメンだけじゃなくフツメン、ブサメンの人にも同じように接し、はたまた同性の人にも同じように接しているとしたら?

何かの仮説を検証するときには、本来は反例となるようなものを探し、それを否定することで、改めて仮説の正しさを主張するというのが正しい流れなのですが、人はなかなかそれができません。

この例で言うと、「miwaはイケメンにだけ優しい」という仮説を確かめるには、miwaがイケメン以外と接している場面における態度を調べて、それが優しくないということを示さなければならないのです。しかし、最初の仮説を思い込んでしまっていると、その反例となるような場面を探すことはせず、注意も向かないため、同様にイケメンに優しく接している場面ばかりに注意が向いてしまいます。
このことは確証バイアスと呼ばれ、一度自分の考えが(仮説として)成立してしまうと、それに反するような事例には注意が向かず、考えと一致するような事例にばかり目が向き、結果として自分の考えはどんどん補強されてしまうことになるのです。

というわけで一部分だけ見て他者を否定するのではなく、もっと広い目で見る必要があるみたいですね。
あとはmiwaに反例を示してもらうしか方法はないので頑張って頂きたいところです。

[引用]
豊田弘司(1999). 大学生における嫌われる特徴の分析. 奈良教育大学教育研究所紀要, 35, 71-75.
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当ブログでは、映画のレビューをしつつ、勉強している心理学ネタでも書いていけたらいいなと思っています。

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