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「ひるなかの流星」から考える接近-接近型葛藤とその解消



「ひるなかの流星」では、主人公のすずめ(永野芽郁)が、担任教師の獅子尾(三浦翔平)と同級生の馬村(白濱亜嵐)の両方からアプローチされ、心揺れるという構図になっています。

これが両者とも超絶イケメン、自分に対して優しい、と、世の女性なら誰もが羨むような状況になっています。

このように、2つ以上の相反する欲求や意向があり、その選択や判断が困難で、不安定な状態のことを、葛藤(コンフリクト, conflict)と言います。

Lewin(1935)は、この葛藤を3つに分類しています。
1つ目は、回避-回避型葛藤で、2つの対象に負の誘因がある、つまり、2つの選択肢があってそのどちらも選びたくないけれど、どちらかを選ばなければならないような状態を指します。
例えば、目的地に行くためには急な坂を登るか、それともかなり遠回りするか、どちらかでしか行けないなんて場合が該当します。
2つ目は、接近-回避型葛藤で、ある1つの対象に正の誘因と負の誘因、両方の側面があるというものです。例えば、ケーキは美味しいけれど、食べると太ってしまう、というような場合が該当します。

そして3つ目が、接近-接近型葛藤で、2つの対象にそれぞれ正の誘因があるけれど、どちらか1つを選ばなければならない状況です。まさに本作のすずめが置かれている状況がこちらになります。

この接近-接近型葛藤で問題となるのは、どちらか一方を選んだ時に、選ばれなかったもう一方の選択肢から得られるメリットや魅力的な部分が気になってしまうということです。
Brehm(1956)では、選択が終わった後で選ばれなかった方の選択肢の評価をさせたところ、選択前よりも魅力度などの評価が高くなっていることが示されました。
まさに、「隣の芝生は青い」というのと同様で、自分が選ばない、選ぶことができないとなると、その選択肢の悪い点よりも良い点の方が気になってしまうんですね。

なんとか自分が選んだ選択肢の良いところに目を向けられるようになると良いですね。

[引用]
Brehm, J. W.(1956). Postdecision changes in the desirability of alternatives. Journal of Abnormal and Social Psychology, 52, 384–389.

Lewin, K.(1935). A dynamic theory of personality, selected papers, New York: McGraw Hill.
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映画館で年間200本は映画を観ます。
当ブログでは、映画のレビューをしつつ、勉強している心理学ネタでも書いていけたらいいなと思っています。

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