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「キングコング:髑髏島の巨神」から考えるゴリラの心



「キングコング:髑髏島の巨神」では、南海の孤島、髑髏島で調査と称して爆撃をするなど人間たちの身勝手な行動が、島の守護神でもあるキングコングによって一蹴されるのですが、他の巨大生物たちと共闘したり、自分や島に危害を加えない人間に対しては攻撃してこなかったりと、単なる猛獣とは言えないレベルの行動を見せています。
それでは、ゴリラの知性とはどのぐらいなのでしょうか?人間の言葉や心を理解できるものなのでしょうか?

Patterson(1978)では、1歳のメスゴリラ"Koko"は、30ヶ月のトレーニングによって、100語もの手話を理解するようになったということを示しています。
最終的にはKokoは2000語を理解するようになったとのことです。
さらにKokoは、絵本で気に入っていたネコを実際にペットとして愛することができ、そのネコが死んでしまったときには悲しみの感情を伝えてきたということです。

ただしこれらの研究成果には批判も存在しています。
有名な事例としては、ハンスという馬のエピソードがあります。

20世紀初頭のドイツ、ヴィルヘルム・フォン・オーステン卿の飼っていた馬、ハンスは、計算や曜日のカウントができ、その答えを蹄をならした回数で示すことができたそうです。
しかし、その後の検証では、ハンスが正しく答えるためには、質問者がハンスの近くにいて、かつ正解を知っている場合のみに限られるということがわかりました。
結局のところ、ハンスは答えが分かっていたのではなく、答えを知っている人間は、正解のタイミングになるとどうしても反応(体勢を変える、体に力が入る、表情に変化が現れる、など)をしてしまうので、その反応を理解し、反応があった時に蹄をならすのをやめるということをしていたのでした。それはそれで賢い気もしますけどね・・・。

このことはクレバーハンス効果と呼ばれ、警察犬の訓練などの際に、本来は正しい臭いを識別してほしいのに、訓練者の態度で反応してしまうなどの問題がある時に取り上げられています。
訓練者が正解を知らない、訓練対象の犬の視界に入らないなどの工夫が必要なようですね。

キングコングも人間が自分の敵対するものなのかそうでないかをしっかりと見極めていたということでしょうねえ。
敵に回らないようにしたいものです・・・。(;・∀・)

[引用]
Patterson, F.G.(1978). The Gestures of a Gorilla: Language Acquisition in Another Pongid. Brain and Language, 5, 72-97.
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Author:すぷーとにく0107
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当ブログでは、映画のレビューをしつつ、勉強している心理学ネタでも書いていけたらいいなと思っています。

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