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「ゴーストバスターズ」から考えるキャリア自己効力感



「ゴーストバスターズ」ではリブートの際に一番の批判の対象となってしまったのが、主役が女性のそれもおばさんであったというところでした。
この批判の背景には、オリジナル版のファンからすれば、「オリジナルとぜんぜん違う!」というところが率直な意見なのでしょうが、近年のアメリカにおいてフェミニストや性別による差別の問題を訴える人々を煙たがる傾向があり、そのあおりを受けてしまったということも挙げられます。

さて、本作の主人公は、科学者、研究者ということで、最近日本で取り上げられつつある"リケジョ"こと理系女子ということになります(女子?という疑問はともかく(^_^;))。

昨年の小保方さんの騒動に代表されるように、理系女子というのは良くも悪くもクローズアップされがちです。
その背景としては、もちろんそもそもの絶対数が少ないのでそれだけ印象が強いということもあるでしょう。
それではこのような女性が少ない職場環境において、女性は自分の役割や価値についてどのように感じているのでしょうか?

自分の価値を評価する基準の1つとして、自己効力感というものがあります。これは、自分が何らかの役割をきちんと果たすことができるかという効力期待と、実際にその役割を果たした時どのような結果が得られるかという結果予測をかけ合わせたものだと言われています。
特に、自分の仕事や職種についての自己効力感のことを、キャリア自己効力感と呼んでいます。

Betz & Hackett(1981)では、性別ごとに、就いた職業が男性に多い職業(エンジニア、数学者など)か女性に多い職業(小学校の先生、歯科衛生士など)かで、自己効力感に違いがあるかを調べたところ、男性では職種による違いは見られなかったのに対し、女性では、女性に多い職業に就いた時の自己効力感が高い一方で、男性に多い職業に就いた時の自己効力感が低くなっていました。

この結果から言えることは、女性が男性に多い職業に就いた場合、思うような成果を上げられないと思い込んでいるか、たとえ成果を上げたとしてもそれが認められないと考えているということです。

本作でもエレンが大学の常勤職をなかなか得られないところかたスタートしていますし、女性の活躍が難しい分野ということもわかります。
だからこそ、性別はおろかまだ誰もしていないのではないかというゴーストバスターズの会社を始めるという展開も十分に理解できるものになります。
ホルツマンなんかまさに天職でしたし、性別や環境に左右されない適職を見つけて、そこで働けたら何よりですね~(実際には難しいんですけどね・・・)。

[引用]
Betz, N. E. & Hackett, G.(1981). The Relationship of Career-Related Self-Efficacy Expectations to Perceived Career Options in College Women and Men. Journal of Counseling Psychology, 28, 399-410.
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当ブログでは、映画のレビューをしつつ、勉強している心理学ネタでも書いていけたらいいなと思っています。

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