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「スーサイド・スクワッド」感想。


(公式HPより引用)

[story]
スーパーマンがいなくなった世界。政府はさらなる敵に備えるために、服役中の悪党たちを集めた特殊部隊“スーサイド・スクワッド”を結成することを考案する。百発百中の冷酷スナイパー“デッドショット”(ウィル・スミス)やジョーカーに一途な想いを寄せるクレイジー・ガール“ハーレイ・クイン”(マーゴット・ロビー)などを招集し、減刑と引き換えにミッションに挑むことに。しかし首には信号で即座に爆発する小型爆弾が取り付けられていて・・・。

スーパーマンやバットマンでお馴染みのDCコミックスの悪役キャラクター総出演で贈るバイオレンス・アクション超大作。
監督は「エンド・オブ・ウォッチ」「フューリー」のデヴィッド・エアー。

日本公開前にアメリカでは大ヒットを遂げており、鳴り物入りでの日本公開となりました。
ちなみにこの公開時にわたくしニューヨークに行っていたんですが、そちらでの宣伝も大々的でタイムズ・スクエアにも巨大看板がキャラクターごとにずらりと並んでいました。

というわけで、期待もしつつ、ただアメコミなのでやや誇張的なまでに宣伝しているだろうなあという不安も持ちつつといった状態での鑑賞になりましたが、結果は、一言で言うと、ふつうなんですよね。
アクションシーンもそれなりにあるしキャラも個性的だし、普通に面白いという感じもあるんですが、それ以上ではなかったというか。
以下、その問題点をあげてみたいとおもいます。

1. スーサイド・スクワッドの結成の意義

本作は「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」以降の世界という設定になっており、スーパーマンが不在の今、未知の力を持った敵が現れたら地球はどうなるのか?という危惧を感じている状況になっています。
そこで政府が「今捕まえている凶悪犯たちにチームを作らせて戦わせよう!」と考えたことが「スーサイド・スクワッド」結成に至るのですが、この時点では敵の存在が描かれておらず、仮想的ですらないんですよね。

未知の敵に襲われる→スーパーマンがいない→悪党たちに戦わせよう!なら分かるんですけど、映画の順番だとわざわざ悪党たちを外に出して戦わせる意味がわかりません。

このスーサイド・スクワッドをまとめるために政府が考えていたのは、エンチャントレス(カーラ・デルヴィーニュ)という古代の魔女。考古学者のジューンが発掘調査で憑依されており、時折ジューンの体を乗っ取り外に出てきます。ちなみにジューンが寝言でエンチャントレス・・・ってつぶやいただけででてくるのでわりと簡単に乗っ取られます。

スーサイド・スクワッドの結成を決めた政府高官のアマンダ(ヴィオラ・デイヴィス)が、エンチャントレスの心臓を入手しており、それによりエンチャントレスを制御できると言っているのですが、余計なことしたら針で心臓をチクチクするっていうやり方なので、こりゃマズイ・・・。

エンチャントレスはアマンダの部下でスーサイド・スクワッドを統括するリック・フラッグ大佐(ジョエル・キナマン)が自分に(正確にはジューンにですが)惚れていることにつけ込み、弟を召喚することに成功します。この弟は地下鉄で暴れ放題、さらにはエンチャントレスとともに泥人間みたいな怪物を大量に解き放ちます。こいつらとの戦いがスーサイド・スクワッドの最初のミッションになります・・・

ん?

あれ、もしかして敵も自分たちで用意しちゃった?

エンチャントレス召喚しなければスーサイド・スクワッドいらなかったんじゃないの?という疑問がずっと頭を駆け巡ります。


2. 悪とは何なのか?

本作は巨悪に対抗するためにさらなる悪ということで、凶悪犯たちのチームを作ったということになっているのですが、このスーサイド・スクワッドの悪人感がイマイチ弱かった気がします。
序盤のキャラクター紹介のところでは、デッドショットやハーレイ・クインはじめみんな何人も殺していたり様々な破壊工作をしていたりとプロフィール的には紹介されているのですが、それだけです。
戦っていく上では普通のヒーローと変わりありません。
ハーレイ・クインがお店のウィンドウに飾ってあったバッグを泥棒するぐらいでしたかね。

それ以上に悪党に見えるのが政府高官のアマンダですね。
相手が凶悪犯だからとブラック企業も真っ青の扱い方で、少しでも反抗したり脱走しようとしたりしたら首につけられた爆弾を爆発させられてしまいます。極めつけは、スーサイド・スクワッドが最初のミッションを終えて潜入したビルにいたアマンダと部下たちでしたが、その場所を立ち去る時にアマンダはこの部下たちを全員殺害します。
理由は、スーサイド・スクワッドが機密なので、その機密を守るためでした。これには名うての暗殺者デッドショットも絶句でしたね。

後半には友情みたいなのも芽生えだして、もはや悪党感ゼロに。
しかも2年前にスマッシュヒットを遂げた「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」や今年の上半期に公開した「デッドプール」などで、悪党キャラや破天荒キャラが活躍するアメコミをすでに見てしまっているので、新しい魅力とまでは言えなかった印象でした。


3. 予告編サギ

アメコミ作品なのでストーリーや伏線、細かい設定などは多少目をつむるにしても、その分、アクションや映像の凄さなどに期待してしまうわけですが、本作の魅力の大半が予告編で流れてしまっているのも残念でした。
一番印象的なのが、本編でも使用されているクイーンの「ボヘミアン・ラプソディー」の使い方ですね。
予告編では、説明もなく「ボヘミアン・ラプソディー」が流れ、後半のテンポアップともに一気にアクションシーンを見せるという構成で、曲のイメージも相まって疾走感が強く、期待も高まる作りになっています。
ところが本編では、終盤に「ボヘミアン・ラプソディー」が使われていることは使われているんですが、だいぶカットされている上に、サビまでたどり着かないという衝撃!盛り上がる前に曲が終わっちゃうんです。
そのせいで予告編で感じたような疾走感が感じられないデキになってしまいました。逆に言えばそれだけ予告編が秀逸だったということにもつながるのですが、期待はずれという評価にもなってしまいそうですね。もちろんあの予告編を見て映画館に足を運んだという人もたくさんいると思うので、マーケティングの面では成功なのかもしれませんが、肩透かしを食らったという感じは否めませんでした。
その点、「君の名は。」の予告編はストーリーの核心に関わるような部分を一切出さずに映画の魅力的な部分をしっかりと出していてなんとも対照的だったように思います。


とまあ、なんだか批判点ばかりあげてしまいましたが、良いところももちろんあります。

それは、ハーレイ・クイン役の

マーゴット・ロビーがカワイイ!!!

もう彼女見るためだけに映画館に行って大丈夫です。
むしろ最初からそのためだけに行った人は大満足して帰ることができるでしょう。
奇抜な化粧やホットパンツのクールカワイイ姿、立ち居振る舞い、破天荒なようでいて繊細なところもあったり、仲間思いだったりするところなど、どれをとっても素晴らしかったです。
そして本作の設定でもある悪党としての自覚をちゃんと持っています!これ大事!
他の奴らは変にヒーローらしさが出てきちゃってるのですが、彼女はちゃんと悪に染まっています(謎のフォロー)。
最後に再び収監されることになるも1人ずつ要望を聞いてくれることになって、デッドショットは娘と会いたいとまっとうなこと言っているのに、「わたし、エスプレッソマシン!」ってニコニコしながら言っちゃうのもカワイイ。
リック・フラッグの片腕として出てきたカタナに対して、「ナイストゥーミッチャ!」って挨拶してるのもカワイイ!(そのあと「殺すか?」って言われてるけど)

ジョーカー役のジャレッド・レトも良かったと思います。
ヒース・レジャーのまさに命を賭けた役どころだったので、他の人が演じるというのは相当なプレッシャーだとは思うのですが、クレイジー度合いではなかなか好勝負だと思います。

この2人のスピンオフならみたい!と思ってしまったのが正直な感想ですが、他のキャラクターも魅力的だったので、続編で脚本さえ良ければもっと化けそうなイメージはありました。
長い目で見守りましょう。
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すぷーとにく0107

Author:すぷーとにく0107
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中の人は、北海道は札幌市在住です。
映画館で年間200本は映画を観ます。
当ブログでは、映画のレビューをしつつ、勉強している心理学ネタでも書いていけたらいいなと思っています。

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