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「世界一キライなあなたに」感想。


(公式HPより引用)

[story]
イギリスの田舎町、ルーことルイーザ(エミリア・クラーク)は、働いていたカフェが閉店してしまい、そのかわりの仕事として、事故によって車椅子生活となってしまった元実業家の青年ウィル(サム・クラフリン)のお世話をすることになる。生きる意欲を失っていたウィルだったが、ルーの明るさに徐々に惹かれていく。しかしウィルにはある計画があって・・・。

ジョジョ・モイーズのベストセラー「ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日」の映画化です。

原作のことはよく知らなかったのですが、世界的な大ベストセラーだったようですね。

事故により車椅子生活となってしまい、心を閉ざした青年と、彼の身の回りの世話をする天真爛漫な女性とのラブストーリーとなっています。

ルーは明るい女性ですが、境遇にはなかなか恵まれていません。
父親が失業し、妹は結婚して子どもができることとなり、一家の家計をささえるために地元のカフェでずっと働いていました。
しかし、そのカフェも不況の煽りで閉店してしまうと、満足な退職金もないまま職探しをしなくてはいけないことになります。
そんな時に見つけたのが、ウィルのお世話係でした。

ウィルは事故に遭うまではやり手の実業家でしたし、実家が元々金持ちということもあって暮らしぶりとしては不自由のないものでした。ただ事故の一件ですっかり心を閉ざしています。

境遇には恵まれないけど天真爛漫な女性と、何不自由ない環境にいるけど、心を閉ざしている男性、この実に対照的な2人が出会ったことで変化が訪れるわけですが・・・。

これもまたいわゆる難病モノに分類されるわけで、ラストはやはり予想できてしまうところもあるのですが、それを補って余りあるのが主演の2人のキャラクターです。特にルーに扮するエミリア・クラークの天真爛漫さは特筆すべき魅力となっています。エミリア・クラークは「ゲーム・オブ・スローンズ」というドラマで人気だそうですが自分はあいにく未見でして、「ターミネーター:新起動/ジェニシス」のサラ・コナー役という印象だったので、本作でのコケティッシュな魅力は新鮮でした。

他にも、ウィルの車椅子にルーも一緒に乗っかったり、そのままダンスしたりとなかなかに素敵なシーンもあり、リア充爆発しろ!と思わないでもないですが、それぐらいにロマンティックなシーンも多いです。

ただ、気になる点もいくつかあって、手放しで評価できなくなったのも事実です。その点を以下に挙げていきたいと思います。

1. ルーのオシャレ

ルーはファッションに興味を持っていて、そのセンスはともかくこだわりは強そうです。ウィルの元に行くときもなかなかインパクトのあるいでだちとなっています。それはかまわないのですが、父親が失業し、自分が家計を支えなくてはならないという状況にしては、オシャレにだいぶお金をつぎ込んでそうなのが気になりました。
そのセンスはともかく、自分で作ったような服ではなく既製品という印象もありましたし、靴も大量にコレクションしています。
このあたりアレンジやコーディネートでなんとかしているといった雰囲気をもっと出せれば良かったですね。

2. 哀れ、パトリック・・・。

ルーとウィルの恋物語のようにあらすじにも書かれていますが、実はルーにはれっきとした恋人がいるのです。
この恋人パトリックも自分で事業を起こしており、起業家コンテストで優勝もしているやり手です。ルーの両親にも面識があるし、ルーのことをサポートしてあげようということも言っています。
ルーがどんどんウィルに入れあげていくのに危機を感じたのか、自分の名前が刻まれたネックレスをプレゼントしちゃうのはさすがにどうかとは思いましたが、良いやつなんですよ。

ルーがパトリックとの旅行をキャンセルして、ウィルとの旅行を選んだことがきっかけで破局してしまうのですが、これはさすがにパトリックに同情してしまいます。
いくら介護士の人も一緒だからとか、あくまで仕事だからとか言われても納得できるわけありません。
結果的に、破局したのを良いことにリゾートでいちゃついてましたからね。

3. ウィルやりすぎ。

ウィルはルーがファッションの勉強をしたいという気持ちを叶えるために、父親に仕事を紹介(ウィルの実家の持っている城(!)の管理人)したり、ルーにパリへの航空券とそこでやっていくのに困らないだけの資金援助をしてくれます。
って、これはちょっとやりすぎではないかと。
父親の件については、家族のために自分を犠牲にしているルーを解放するという意味合いはありますが、ルー自身には自分で自分の道を歩ませようというスタンスを打ち出してほしかった気がします。
大学の学費を全部払っちゃうとか、そういう援助のほうが良かったと思うんですよね。
そして資金的な援助ならパトリックでもできたじゃん、って思っちゃいますからね。

4. なんだこの邦題は???

そして、本作一番の謎にして疑問にして納得出来ないのはこの邦題です。「世界一キライなあなたに」なんてタイトルだったら、ホントはスキなんだけど素直になれない2人が巻き起こす騒動を描いたラブコメとしか思えないじゃないですか。
上記の邦題になったのは、おそらく終盤に、ウィルの意志を変えることができなかったルーが「あなたになんて会わなければ良かった」みたいなことを言っているところからとったんでしょうが、このシーンしか見てない人がつけたんじゃないか?って思ったぐらいに違和感がありました。
邦題がヒドイ以上に、原題の魅力が失われてしまったことが問題ですね。原題のme before youは、あなたに会う前のわたし、ということで、ルー側から見ても、ウィル側から見ても成り立つものでした。お互いに対照的だった2人が出会ったことで、ウィルは心を開き、ルーは自分の道を歩き出そうという決意をするのですから。
me before youだとわかりにくいというのであれば、原作の邦題のようにサブタイトルまでつければよかった話で、ちょっと違和感を拭えませんでした。

というわけで本作は単なる量産型のラブコメではないのですが、邦題で損しているような印象を受けました。
ただ、逆に言えば変に先入観を持たずに見ることにもつながるかもしれないので、素直な気持ちで鑑賞していただけたらと思います。
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すぷーとにく0107

Author:すぷーとにく0107
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中の人は、北海道は札幌市在住です。
映画館で年間200本は映画を観ます。
当ブログでは、映画のレビューをしつつ、勉強している心理学ネタでも書いていけたらいいなと思っています。

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